NHK俳句「料理」

そら豆は まことに青き 味したり ゆふぐれの 余白のやうな 冷奴

NHK俳句「料理」

そら豆は まことに青き 味したり ゆふぐれの 余白のやうな 冷奴

NHK俳句メモ

たてよこに 富士伸びている 夏野かな 桂信子

NHK 俳句「インバネス」メモ

へうたんの中に見事な山河あり 西村麒麟

NHK俳句「春燈」メモ

春燈や ふくみて白湯の 甘かりき春燈や 帰るにはまだ 早すぎて春燈や 夜遊び謀る 六地蔵

NHK 俳句「春眠」メモ

春眠や 生まれる前の こころもち春眠や ゆらりゆらりと 象の鼻春眠の つづきのような 生返事

NHK 俳句「春眠」メモ

春眠や 生まれる前の こころもち春眠や ゆらりゆらりと 象の鼻春眠の つづきのような 生返事

NHK 俳句「雪解け」メモ

雪解道 ややうつむきて 転校生山のこと 海に伝へよ 雪解川登校の ひとりひとりに 雪解風

「妻のトリセツ」(黒川伊保子)メモ

"妻の怒り"には、「いつもイライラしている」「口調がキツイ」「急に怒り出す」などがある。"妻の怒り"は、「今、目の前で起きたこと」だけではない。過去の関連記憶の総決算として起こる。女性は、感情に伴う記憶を長期にわたって保存し、心が動くと当時の…

NHK 俳句「時雨」メモ

振り向けば しぐるる中に 母立てり

歳時記「兜虫」「天道虫」メモ

死してなほ 兜のおもき 兜虫 土生重次のぼりゆく 草細りゆく 天道虫 中村草田男少年の 少女へわたす てんと虫 きくちつねこ

NHK 俳句「蛙の目借時」メモ

「蛙の目借り時」「目借り時」 蛙が目を借りていってしまったから眠い、という意味で、眠い事、眠そうにしている様子を意味する。茶の湯気は 丸い蛙の 目借り時目借時 裾廻(すそみ)に田居の 家二千

NHK 俳句「たんぽぽ」メモ

たんぽぽの 綿や眼下に 太平洋たんぽぽの 綿よ宇宙の 爆発よたんぽぽの 隣に座る 昼休み

NHK 俳句「蜆」メモ

不幸では ないと思ふ日 蜆汁 安食哲朗

NHK 俳句「短日」メモ

短日や 校舎の窓の 琥珀色 藤田由美子日の匂ひ 残る帽子や 暮早やし 古屋徳男

NHK 俳句「小春」メモ

箒目の 影見る庭や 小六月 足立歩久欠伸して 小さき牙や 猫小春 木原泰紀

NHK 俳句「鵙」メモ

孤独でも 孤高でもなく 鵙日和 藤崎由希子

NHK 俳句「桃」メモ

桃食うて 煙草を喫うて 一人旅 星野立子桃売りの お国訛りを 買ひにけり 長谷川瞳

NHK 俳句「秋風」メモ

老人の 小言に賛意 秋の風 金山敦観猫と居て 各々に聴く 秋の風 中居真紀子

NHK 俳句「鰯」メモ

鰯引き 浜に光を 積み上げる 岩神刻舟鰯引く 太平洋の 色のまま 永田清風

NHK 俳句「秋蝶」メモ

秋蝶の 先に来ている 畑かな 坂口ちか子秋蝶や 掴みどころの なき日和 上田陽子秋蝶の 時には白を 待つ心 星野高士

NHK 俳句「秋簾れ」メモ

秋たつや 川瀬にまじる 風の音揉めごとも あるにはありて 秋簾雨がふる 雨がふります 秋簾

NHK 俳句「涼し」メモ

涼しさや 電車のドアの 今開き

NHK 俳句「夏料理」メモ

美しき 緑走れり 夏料理 星野立子空気まで あをあをとして 夏料理 平林美穂夏料理 遊び心に あそびけり 直井照男

仕事のメモ

バグ検出など、想定外のタスクが増えてきた場合、まずは棚卸を優先すること。 作業の進捗より、棚卸と状況把握が最優先。

NHK 俳句「薄暑」メモ

水の上を ころがってくる 薄暑かな 中 博司

NHK 俳句「新茶」メモ

俳句の写生は、小さく、微細に観る方が入りやすい。脳に風 吹き込み 新茶喉を抜け 小田虎賢病む妻の 急須ふるへる 新茶かな 渡辺実恍惚の母 恍惚と 新茶汲む 稲垣長 「恍惚」を重ねたことで、救いが出た十七の 三女淹れたる 新茶かな 新開章一

NHK 俳句「雨蛙」メモ

生きていて この冷たさや 雨蛙 大井公夫 信濃には 信濃なまりの 雨蛙 村田守

NHK 俳句「さえずり」メモ

さえずりを こぼさじと抱く 大樹かな 星野立子さえずりを 覗けば小枝 揺れてをり 土屋信勝さえずりの 苦手な一羽 かも知れず 内田和幸

NHK 俳句「花」メモ

蛙の目 超えて漣 又さざなみ 川端茅舎 蛙が目だけ見せて浮かんでおり、そこにさざなみがかかる様子。騒人の 反土も暮れ行く 桜かな 前田普羅 中身は汚いが、器できれいにまとめる句