SEとしてやっていきたいこと

やりたいことは、2つある。


1つは、システム(プログラム)にできるすごさを一人でも多くの人と共有したい。これは、大学院に入って、データ分析の研究をする中で思った。大学時代、イラレやプログラミングなど、コンピュータ関係のスキルをできるだけ避けてきた。でも、大学院で腹をくくって、必死になって勉強したら、人間の頭と手作業ではとても限界で、コンピュータの、それを乗り越える可能性とすごさを実感した。また、博士課程の先輩が、次々とツールをつくってしまう姿に、単純にあこがれた。苦手な人にこそ、すごさを共有したい。
その流れで、インターフェース設計に興味がある。ただの操作性ではなく、「タンジブルビット」レベルで、やれたらいいな。


もう一つは、「潜在的機能に基づいたシステム設計」だ。業務遂行における顕在的機能のみに着目して潜在的機能を失ってしまうシステムではなく、潜在的機能に気づいて前向きに働けるシステムをつくりたい。そうすることで、ちょっと前向きに働ける仕組みをつくっていきたい。
具体的にどんなシステムか、というのはまだまったくイメージはないが、こういうことをやっていきたい。


その意味で、ぼくのライバルは、小説家、広告マン、文化人類学者だ。彼らが、生活に隠れた「潜在的機能」を発見し、小説家は小説に、広告マンは広告に、文化人類学者は論文にするように、ぼくは、システムに落とす。アウトプットの形は違えど、「潜在的機能」を発見する力で、彼らに負けたくない。


そういうことを、やっていきたい。