Tipsが足りない

現場に配属が決まってから約7カ月が経とうとしているが、未だに、指示がなければ動けないことが多い。例えば、OracleDBの管理にしても、MicroStrategyの操作にしても、トラブルが発生した時にどう対処すべきか分からないことが何度もある。知識不足と言って片づけてしまうのは簡単だが、「どんな知識が不足しているか」ということを、もう少し掘り下げて反省してみたい。

決定的に足りていないのは、ハード/ソフト/ミドルウェアの「仕組み」と「操作方法」に関する個別具体的な知識である。それは、MicroStrategyのバージョンアップの手順や、バッチの書き方、Excelマクロの書き方など、製品ごとのTips(豆知識)である。これらは、しらみつぶしに調べ、覚えていくしかない。調べてはテキストにメモしておき、過去に書いたTipsには毎日目を通す。一度書いておけば、テキスト検索機能によって、忘れたときにすぐにたどり着ける。

ただし、Tipsはそれ単独で暗記を重ねても、あまり実りがない。Tipsを覚える前提として、「仕組み」や「操作方法」についての要点や概略イメージが十分に理解している必要がある。もちろん、今の自分がその前提条件を満たしているかといえば、全くそんなことはない(むしろ、こっちこそ早急に必要なことではある)。しかし、これまでの自分は、要点をつかんだり大まかに把握することで満足してしまい、Tipsをないがしろにする性向であった。それゆえ、「Tipsを地道に書き貯めていく」ことを意識的に自分に課すために、このタイミングでTips不足を記しておくことにする。