NHK小さな旅「暁の剣道少年」

今朝、めずらしく早起きして、NHKの小さな旅をみた。今週は、水戸の寒稽古の様子が描かれていた。剣道場は、しなりの効く杉の木でできているらしい。そのため、一歩踏み込むと道場全体が揺れるが、それだけ耐久性がある。


その道場に「文武不岐」と書かれていた。学問の学びと武道の学びは道が分かれない、ということだ。「両道」というと別の道があって両方歩くみたいだが、「不岐」というのは面白い。


ぼくはやったことないが、寒稽古は本当に素足を突き抜けるような寒さらしい。小学一年生の子が、泣きながら寒稽古をやり遂げた。この少年に、師範は、これだけつらいことをやったんだから、これからどんなきついことがあっても大丈夫だ、と言葉をかけていた。


そういえば、ぼくはこういう気持ちを忘れていたかもしれない。寒稽古の潜在的機能は、そんなところにあるのかもしれない。