本「大学時代にしなければならない50のこと」(中谷彰宏)

中谷さんの有名なこの本を、学部卒業を前にして読んでみた。たぶん、大学に入る前にはピンとこなかっただろうことに、刺激を得られた。こういう啓蒙書はあんまり好きではないのだが、わりといいこと書いてあった。



□「こいつはすごい」と思う人に出会う

「『これはすごい』という人に出会うことができれば、必ず『これはヤバいぞ』と感じるはずです。そうすれば、君の中から、むくむくとエネルギーがわきあがってきます。」

確かに、ぼくは井庭さんのそういうところに出会えたかも。


□自分の中に自分だけの辞書を作る

「自分なりの言葉で、自分なりの定義をしていく。定義をするというのは、自分なりの見方をするということです。」

これは、とても大切なことだと思う。言葉で定義することで、自分がどのように世界をとらえているかわかる。苅谷剛彦さんの「知的複眼思考法」に出てくる「禁止語のすすめ」にも似ている。安易に言葉を使うのではなく、自分なりの解釈をきちんと自分の言葉で語る。研究も、論文も同じだ。


□質より量に徹する

「オリジナルに当たること。これが、映画に限らず、すべての学問のスタートラインです。絵なら、まず観ること。」

ぼくが大学時代の研究で絶対的に欠けていたものはこれだ。フィールドの経験知。ここが薄いから思考にもブレイクスルーが起きない。ゼミの先輩は、湘南地域の約70店舗にフィールドワークしていた。大学院の2年間は、きちんとこのフィールドの知を意識したい。これに関連して、どんなに楽しいことでも、ひとたび仕事にすると、楽なことはないと述べていた。本当にそうだと思う。


よし、毎日のブログ更新と、野菜のうんちく(toごはん日記)600字をやろうかな。600字って、1分間に人間が話せる文字数らしいので。


開始!!