「SEが28歳までに身につける28の力」まとめ

4月からSEの端くれとして仕事をするにあたり、こんな本を読んでいた。書いてあることは、SEに特有のものではないように思うが、自分が大切だと思うことをメモしておく。

・決めた約束は必ず守ること。守れない約束はしないこと。電話での約束は、メールで送り直し、「これでよいか?」ということを確認する。

・報告のメールは、「現状」と「それに対する自分の対処法の考え」を簡潔にまとめること。

・プレゼンでは、問題意識をきちんと共有するところから始める。1に、誰もが共有できる客観的事実を。2に、そこから演繹的に派生する問題の提示を。3に、それに対して「何を考えるべきか」という問いの設定を。4に、その答えを。という順番。

・最初は、正確な時間の見積もりができないので、想定する時間の2倍の時間を考えておく。特に、自分の知らない業務システムや、新しい技術を使った設計などでは、早めに全体像(必要項目)が見えるまで、一気に進めておく。

・メールでも電話でも、そのまますぐにとりかかる。「後でいいか」と考えると、トラブルになりかねない。

・議事録は「話した順番」ではなく、機能ごと、処理ごとにまとめておく。

・上司がある意思決定を下したとき、「どういう選択肢の中から、どういう基準で選んだのか」を常に考えておく。

・スキルや知識には、フローとストックがある。フロー型のものは、ベンダーの資格や特定製品のオペレーションなど。ストック型は、システム全体の動作、アーキテクチャを把握する力。何かしらの業務フローを、それに最適なシステムまで段階的にブレイクダウンする力。オブジェクト指向設計デザインパターンリファクタリングユニットテストといったシステムの保守性を向上させるためのスキル。大規模なデータを現実的な時間で処理するためのアルゴリズムやデータ構造を選択する力。複雑な事象を数学的、統計的に解析し、プログラミングのレベルまで落とし込む科学的思考力。など。必要な範囲で、流行のフローを抑えつつ、常にストック型のスキルを積み上げていく。

・本来、担当SEは、必要とされる機器構成やコスト、切り替え時間などの性能要件と照らしながら、最適な実現方法を、いくつもの選択肢の中から検討すべき。自分の得意な方法で強引にやってはいけない。

・技術のほかに、もう一つ柱があると良い。営業力、英語力、文章を書く力、会計の知識、などなど。


とりあえず、今思っているのは、データベースの知識・スキルと、e-Learningのビジネス(ITSSでいうエデュケーション)を特に専門にやっていきたいなぁ。