スピーチは「主張」の形になっているから面白い

会社の研修が終わって、現場に配属になって2週間が経つ。研修でずっと続いてきた週末の3分間スピーチがなくて、少し寂しい。

振り返ると、3分間スピーチのネタは「主張」の形になっていた方が面白かったなぁと感じる。「○○の魅力」や「体験談」など、それはそれでネタとして面白いが、最も魅力を感じたスピーチは、「一般的にはこう思われているが、実はこうなのだと思う」という「主張」の形をとったスピーチだった。

結局、スピーチが面白いかどうかは、「主張に意外性があるか(≒情報としての価値)」と「主張に説得力があるか」、そして「論よりエピソード」という所なのだと思う。


余談だが、よいスピーチ、すなわち、聞いてて面白いスピーチとは、「よく生きて」いなければできない芸当だと思う。遊んだり、苦しい想いをしたりと、「他の人にはアクセスしえない貴重な体験」があるからこそ、「意外で本質を得た主張」が生まれるのだと思う。